冬に食べれる桃 桃みるく
本当においしい桃の旬は 夏のほんの2か月間です。
そこで、冬にも桃が食べれないかと考えました。冬に食べる桃ジェラート。
思うような桃のジェラートができない日々
2007年ごろに誕生した 桃みるくは、桃の果肉を みるくに練りこんだタイプのものでした。
一番の問題は、桃の香りは、みるくに負けてしまうということでした。私のイメージでは
香り立つような 桃の香り。
蓋を開けただけで 桃畑にいるような気持ちになれるような桃のジェラート
だったのですが、、、、、六次産業化の波
加工業者のオーナーさんが 高齢だったことと、六次産業化が推進されていたことがチャンスとなり、2014年ジェラート工房をンオープンすることになりました。
工房の名前は 「藤桃庵(とうとうあん)」といいます。
ジェラートのことは何も知らないままスタートでしたが、、たくさんの方に支えていただきながら運営しています。
情熱の桃つくり。情熱の桃のジェラート
家族一丸となって、理想の桃を育てることに力を注いでいます。
自園で育てた想い桃を、さらに 本気でジェラートにしたいと思うようになりました。「私、イタリアに勉強に行きたい」と 現在 ジェラート職人の籔本あずさが言い出したのです。
イタリアのジェラート大学に短期留学しました。
そこで、本場イタリアのジェラートつくりを学びました。桃農家の本格桃ジェラート
自家製造できるようになったらしたかったこと!
果肉をゴロゴロいれた桃のジェラート
大きな果肉をゴロゴロいれ、冷凍庫にいれると、、、、
桃の果肉に水分が多いため、みるくジェラートはなめらかでやわらかいけど、桃の果肉はだんだんと 氷のようにカチカチになりましたこれでは 美味しさも半減です。
和歌山県が認めた 桃みるく
理想の桃みるくを目指して、日々 ブラッシュアップに取り組んでいました。
ある日、ゴロゴロ桃のソースを、冷凍状態でカチカチに凍らないレシピを完成させることができました。
そして、桃みるくのレシピが 和歌山県から認められ、平成27年7月 「一社一元気技術」に認定されました。
あらかわの桃を一年中楽しんでほしい。
桃の果肉が、凍りにくくなったために ジェラートの中の桃の存在感がますます出るようになりました。
まだまだ 可能性を見つけて、進化し続ける藤桃庵(やぶもとはたした農園)の桃みるくをぜひお楽しみください。